プレスリリース:初学者から学べる機械学習オンラインコース、正式リリースのお知らせ
2017年4月6日
このたび、株式会社zero to one(本社:宮城県仙台市、代表取締役:竹川隆司、以下「zero to one」)は、国内初の本格的な機械学習オンラインコースをリリースいたしました。本教材は、米国のUdacity(https://www.udacity.com/)、Coursera (https://www.coursera.org)、Pluralsight(https://www.pluralsight.com/)といったテクノロジ教育大手各社、並びにスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学等の教授陣によるオンライン教材について調査、研究を重ねた上で、初学者でも効果的に学習ができるよう、日本式に最適なカリキュラムを作成、内容面では、東北大学大学院情報科学研究科・岡谷貴之教授の監修のもと、開発されました。機械学習について、ビデオ教材による単なる知識習得にとどまらず、実業で活かす実践力を付けるため、世界初となるクラウドベースで実際にコードを記述しながら学べる演習環境を充実させた構成になっています。特別なソフトウェアをインストールすることなく、ブラウザのみで演習を完結することができるため、厳しいセキュリティー管理下にある企業のPCでも問題なく学習を進めることができるだけでなく、演習の自動採点機能により各学習者の理解度チェック、および、進捗管理ができるのが特徴です。
昨今、グローバルでの技術進展や、日本国内での大型IT関連投資が続く中、国内でのIT人材の不足が改めて課題として浮き彫りになってきています。加えて、ビッグデータ、IoT等の新しい技術やサービスの登場により、今後ますますIT利活用の高度化・多様化が進展することが予想されているため、中長期的にもITに対する需要は引き続き増加する可能性が高いと見込まれています。経済産業省の推計(「IT 人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」 2016年6月)によれば、マクロな規模でのIT人材は現在約90万人、既に約17万人が不足とされる中、今後2019年をピークに人材供給はさらに減少傾向となることが予想されています。さらに先端IT人材については、現在約9.7万人、不足数は約1.5万人であり、2020年には不足数が4.8万人にさらに拡大が見込まれています。一方、これらの最新技術は動向が激しく、アカデミックと産業の乖離が激しい分野でもあります。
そのような環境の中、zero to oneでは、「これから特に大きな影響を与えると認識されている」知識である「人工知能」「IoT」「ビッグデータ」といった先端技術分野に着目、その人材育成のための教育プログラムの開発、運用を行なっております。この度、「人工知能」分野の中心となる、機械学習オンラインコースの提供からスタートし、今後さらに広範囲、高度な分野の教育プログラムの企画、開発を進めてまいる予定です。
【機械学習オンラインコースの概要】
➢ 内容: 機械学習の基礎について、ビデオ教材とクラウド型の演習を通して学ぶ
➢ 構成: ビデオ教材(約12時間分)、教材用スライド(約570枚)、演習問題(約30時間分)
➢ 提供開始: 平成29年4月1日
➢ 価格: ユーザー数に応じてID課金(基本的に10ID単位、最低3ヶ月契約)
【会社概要】
➢ 正式名称: 株式会社zero to one(ゼロ・トゥ・ワン)
➢ 設立日: 2016年1月8日
➢ 本社: 宮城県仙台市若林区卸町2-9-1 INTILAQ東北イノベーションセンター内
➢ 東京オフィス: 東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942
➢ 事業内容:
・ 学生、社会人、経営者向けの教育、研修
・ インターネットをベースとする電子教育サービス業務
・ IT活用、デザイン、ソフトウェア開発に関する教育、研修
【主要メンバー】
竹川 隆司 代表取締役CEO
野村證券にて国内、海外(ロンドン)勤務等を経て、2011年より米国ニューヨークにてAsahi Net International, Inc.を設立。同社代表取締役として、高等教育機関向け教育支援システム事業のグローバル化を推進。2014年より一般社団法人インパクトジャパンにて、エグゼクティブ・ディレクターとして、カタールフレンド基金の支援を受けた、東北での起業家育成・支援プロジェクト「INTILAQ」(インティラック)を主導、仙台市にイノベーションセンターを設立。2006年ハーバード大経営学修士(MBA)。
瀬谷 啓介 取締役CTO
「アジャイルソフトウェア開発の奥義」、「C++のからくり」、「DSPプログラミング入門」、「まるごと学ぶiPhoneアプリ制作教室」 、「ゼロから学ぶロボット製作教室」などソフトウェア・ハードウェア関連の著書・訳書多数。子供から大人まで、幅広くIT教育に関わる。日本TI半導体グループ技術主任、日本AMD次世代製品開発センター部長、 フィルモアアドバイザリー技術統括・執行役員などを歴任。小型飛行機免許所有・理論物理学学士・物性物理学修士。米国PMI認定PMP。現在、慶応義塾大学博士課程にて、AIを用いたシステムデザインをテーマに研究中。
【コース制作メンバー】
➢ 監修: 岡谷貴之(おかたにたかゆき)
東北大学大学院情報科学研究科教授、理化学研究所革新知能統合研究センターチームリーダー。東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻博士課程修了。著書に「深層学習」(講談社)など。
➢ ナレーション: 槙あやな(まきあやな)
フリーアナウンサー(キャスト・プラス所属)。2010年、ミス・インターナショナル日本代表候補。NHK長崎放送局キャスター、TBSニュースバードキャスター等を経て、現在「TOKYOインフォメーション」(TOKYO MX)、「耳よりBizトレンド」(BS11)等を担当。
【学習内容】
(1) イントロダクション
(2) 回帰
(3) 分類
(4) ニューラルネットワーク
(5) 機械学習モデルの実践に向けて
(6) サポートベクトルマシン
(7) 教師なし学習
(8) ディープラーニング
*さらなる詳細は、お問い合わせください。