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こんにちは!2023年8月実施のE資格に合格した、菊池です。

近年、ChatGPTをはじめとした、AIの活用が急速に普及している中で、E資格を受験したい!と思っている方も多いのではないでしょうか。

そのような中で、

  • AIって最近話題だけど難しそう…
  • プログラミングの経験がほとんどないんだけど…
  • 自分は本当にE資格に合格することができるのかな?

と思っている方もいらっしゃると思います。

結論として、ズバリ、大丈夫です!

私も、地方の県立大学の3年生で、大学生になってからAIやPythonに初めて触れました。

本記事によって、どんなバックグラウンドであっても、E資格に合格できるということについて、知っていただければ嬉しいです!

また、勉強方法や当日の注意点についても、詳しく説明していますので、既に勉強を始めている方にとっても、意味のある記事になっていると思います!

なぜE資格を受験したのか?

E資格に出会うまで

大学の授業で、Pythonを使ったAIプログラミングをしたことでAIに興味を持ちました。

その際、担当教員の先生からE資格について紹介があり、これがE資格との出会いでした。

E資格受験を決めた理由

AIについて学ぶことがとても楽しく、より深く学びたいと思ったことが1番の理由です。

また、自身の大学で学習している分野(主に地理学)とAIを融合した研究を行いたいと考えており、自身のキャリアに活かせそう、と思ったことも理由です。

学習前の知識

  • 数学は、大学1年生レベルの微分積分、線形代数、確率統計をだいたい理解していました。
  • AI実装経験、開発経験など一切なし
  • プログラムに苦手意識

おそらくですが、E資格受験生の中では、少ない知識でのスタートだったと思います。

E資格の成績

今回の試験における、私の各分野の得点率は以下の通りです。

応用数学:50 %
機械学習:94 %
深層学習:81 %
開発環境:44 %

E資格の成績は、全体の正答率の公開はされず、各分野での正答率のみが公開される形になります。

それぞれの分野の問題が均等に出るわけではなく、応用数学と開発環境は出題数が少ないです。

私の受験した2023#2の受験生のデータは以下のサイトで公開されています。

https://www.jdla.org/news/20230915003/

E資格の勉強方法、試験対策、受験テクニック

E資格取得までの学習時間

あくまでも zero to one の教材の修了時間とはなりますが、

  • 機械学習コース: 40時間
  • ディープラーニングコース: 80時間

ほどで、これにE資格パッケージや直前の振り返りを含めて、200時間ほどになります。

恐らく、多くの方にとって、200時間くらいが目安の学習時間になると思います。

何らかの実装経験があったり、数学が得意だったりすれば、この学習時間より短い時間で合格は可能だと思います!

逆に、ゼロからのスタートだともう少し時間を要することもあるとは思いますが、継続した学習により、E資格は十分善戦できる試験ですので、頑張ってください!

E資格の学習に用いた教材やサイトなど

結論として、私はほとんどzero to oneの教材を用いて学習しました。

zero to oneの教材は「機械学習コース」、「ディープラーニングコース」、「E資格パッケージ」の3つから構成されていますが、E資格合格という点では、特にE資格パッケージに力を入れてほしいと思います。

E資格パッケージには、zero to oneで作成したオリジナルの問題に加え、JDLAの公式例題もあり、多くの問題が用意されています。

何度も繰り返し解いて、習得することをおすすめします。

特に公式例題については、教材に対して過学習するぐらいの気持ちで、ひたすら反復して覚えてください。

機械学習コース、ディープラーニングコースの実装については、直接的なE資格合格のため、というより自身の理解を深めるための位置づけだと思ってください。

なお、書籍は基本的に必要ありませんが、余裕がある方は、以下の書籍で問題演習するといいかと思います。通称「黒本」と呼ばれているものです。

「徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版 (徹底攻略シリーズ)」 (小縣 信也 他)

<https://book.impress.co.jp/books/1120101184>

E資格合格に向けた学習の進め方

私は、自宅から大学まで片道2時間、往復4時間かけて通学しているため、電車、バスの中での隙間時間が多くありました。この隙間時間を活かして、E資格の学習を行っていました。

ざっくりと言えば、通学時間にインプット、自宅や図書館でアウトプットを行っていました。

インプットについて、特に書いて覚えたりはせず、ひたすら動画を繰り返し視聴していました。

アウトプットについて、演習はインプットしたことをもとになるべく自力で解くように努め、つまずいたら、講義動画に戻ったり、ヒント機能を活用することで乗り切っていました。

演習について、苦手意識があった私は、最初本当にできるのか…と心配になりましたが、クラウド環境上での演習環境や回答までの道筋が整っており、全く問題なく取り組めました!

学習の進め方については、各々やりやすいやり方があると思いますので、ご自身のライフスタイル等に合わせて決めていくといいかと思います。

ただ、どんな勉強スタイルでも、継続して行うことは大事です!

毎日少しずつでいいので、教材に触れていくことをおすすめします。

また、ケアレスミスをしないよう努めてください

  • 数式の符号はプラスかマイナスか?
  • axis=0 か axis=1か?
  • 再現率と適合率、どっちがどっち?

など、細かいところですが、毎回ケアレスミスするポイントがあれば、試験ではミスしないよう、特に重点的に学習してください!

E資格当日の感想

私は試験が10時開始だったので、7時に朝食を食べ、8時に自宅を出発し、9時半に会場に到着しました。

会場に到着すると、受験前の手続きを行います。

その際、身分証明書「2点」の提示を求められますので注意してください。

試験終了後、少し不安な面持ちで帰宅しました。

ただ、結果的には合格していたので、体調を整えて試験に臨めば、結果は付いてきます!

E資格受験にあたり注意点

おそらく、この項目はE資格受験にあたり、実は最重要です!

・余裕をもって会場の予約をして下さい。

E資格は割り当ての席数が非常に少なく、受験申込開始からしばらく経つと、どの会場も満席になってしまい受験できなくなってしまいます!

・学生の方は、学生料金のバウチャーコード発行の申請をする必要があります。

受験申込締め切りよりも前に締め切りが設定されていますので、早めに申請してください。

・当日は身分証明書を「2点」持参してください。

運転免許証、個人番号カード、旅券、学生証など、身分証明書の種類にかかわらず、2点の身分証明書が必要です。忘れると、受験できませんので注意してください!

なお、学生料金が適用される方は身分証明書2点の中に学生証を含める必要があります。

その他、申込後に配布される受験上の注意を熟読してください。

また、

・前日は早く寝る

・しっかりと朝食を食べる

という生活習慣の調整も大事だと思います。

E資格取得のメリットや活用法

・AIエンジニアとしてのスキルを客観的に示せる

「AIがわかる」と一口にいっても、それがどの程度の理解やスキルがあるのかは様々です。

そのような中で、「E資格取得」という客観的な指標が得られることで、AIのエンジニアリングに関する一定の理解、スキルがあることを示すことができます。

・AIに関する自身の理解が深まる

E資格の学習を通じて、「AIとは何か」に対しての認識がはっきりしたように感じます。

E資格で扱うプログラムの実装により、AIがどのようなメカニズムで学習、推論を行っているかが分かってきます。そこから、「こういうタスクはAIに向いているのではないか?」といった仮説を自身で立てられるようになりました。

現在、私は地理学の研究室に所属していますが、地形図やハザードマップといった2次元のデータを畳み込みニューラルネットワークで分析することで特徴抽出ができないか?という仮説を立て、先行研究の調査を行っています。

このように、自身の学習、研究、業務に応用できるレベルでAIを理解することができるのは、E資格取得の大きな魅力だと思います。

・CDLEのコミュニティに参加できる

E資格に合格すると、CDLE(Community of Deep Learning Evangelists)から、slackのコミュニティへの招待が届きます。そこでは、AIに関するイベントや、最新のAIに関するニュースの紹介があり、今後のAIの学びの大きな助けとなります。

例えば、本年の7月に、CDLEのイベントで、AIの第一人者である Andrew Ng 先生の来日記念講演があり、私はその講演に参加しました。そこで聞いた話は今でもAI学習において、大きな励みになっています。

これからE資格を受験される皆さまへ!

以上のように、地方の県立大学生の私でも、着実な積み重ねにより、E資格に合格できました!

初心者であっても、合格できるチャンスが大いにありますので、その心配は無用です!

AIは、今後確実に、各分野での応用が進んでいくと思います。

E資格の取得により、今後のAI活用を牽引できるような人材になれる可能性が高まります!

活用法はいろいろ考えられると思いますので、楽しくコツコツと学習に取り組んでいってください!

ご健闘をお祈り申し上げます!

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