外部の役割と責任を明確にした連携

外部のAI人材と連携してプロジェクトを進行することで大きな利益を得ることが可能ですが、互いの立場を明確にして契約を締結する必要があります。

データを提供するユーザ側としては自社のデータやそれを元にした学習済みモデルを他社に流出させたくはないと考えます。また、精度に関しても一定以上のものを確約してほしいと考えるものです。しかし、データを受け取りモデルを開発するベンダ側としては、せっかく開発した学習済みモデルを他社にも展開して利益を得たいと考えます。また、精度はデータを用いて学習するまでは未知数なので確約はしたくないと考えます。双方の立場を理解した上で、お互いが納得できるような契約を結ぶことが重要です。

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クイズ

以下の文章を読み、空欄（ア）に最もよく当てはまる選択肢を1つ選べ。共同開発や開発委託では、様々な要因により訴訟に発展することもしばしばある。ディープラーニングを用いる開発では、（ア）が契約時に不明瞭であることに注意が必要である。

モデルの利用方法
モデルの作成方法
モデルに用いるデータセット
モデルの性質・効果

正解を見る

解説を見る
ディープラーニングを利用した開発の際の契約時の留意点は次のようなものがあります。①学習済みモデルの性質・効果が契約締結時に不明瞭な場合が多い。②学習済みモデルの性質・効果が学習用データセットによって左右される。③ノウハウの重要性が高い。④生成物について再利用の需要が存在する。（参考: G検定公式テキスト第2版第7章 7-3 P307-308) （参考：G検定公式テキスト第1版 P289-290）　
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